星々との邂逅 久保田昭宏作品展2023
2023.1.22 (日) 〜2.12 (日) [1/24・27・2/1・6・9 休廊]
14:00〜20:00 open
あの晩の星たちを探して、僕は― 写真とコラージュの技法を併せた作品たち これは空想世界を立体的に現出させる極めて独創性の高い試みです |
展示風景
『夜を準備する』
『月を空に戻す』
101の落ちた月
45億年も前から上空にあって夜毎、地上の出来事を眺めてきた月は好奇心を抑えきれず、地上に降りてくることがある。
地上の我々から見ればこれは月の墜落ということになる。19世紀末、このことに興味を持った一人のイギリス人があった。
ウィリアム・ムーン (William Moon) と名乗るこの人物は、古今東西の文献を渉猟して月の墜落の事例を101件集め、一冊の研究書を出版した。
タイトルは『101の落ちた月 (One Hundred and One Fallen Moons)』。
1896年、ロンドンでのことである。ウィリアム・ムーンは面白いことに気づいた。
それは落ちた月は必ず三日月であったという事実である。彼はその理由を次のように説明している。
遥か上空から地球を眺めている月は地球が丸いことを知っている。
そこにまんまるの月が落ちていくと、コロコロと転がって止まらなくなってしまう。
そう考えた賢い月は、地球に落ちるのは三日月の時だけにしようと決めているということだ。
三日月なら地面に刺さることはあっても、回転が止まらなくなることはない。
まるで稲垣足穂の『一千一秒物語』のようではないか。
(作家のSNSより)
『星からの贈物』
『夜空から』
このBOX作品にはちょっとした或る仕掛けが…それは実物をご覧になった方だけのお楽しみ
ポストカードの種類も豊富
実に4年ぶりとなる同氏の作品展
その間にあった事を考えれば、こうして開催出来るのが奇跡のよう…
是非この機会にご高覧下さい